雄介は息を切らせ全力疾走で家まで走り、
玄関を開けて妹のドアを力強くノックする。
「パンティーくれえええええ、おいパンティーだ!」
二度寝していた妹は何事かと飛び起きて、
ドアの前に立つ。
「何言ってるのよ。採用されるまで駄目って言ったでしょ。」
「採用されたんだー。あそこのコンビニで採用してもらったぞー!
だからパンティくれー!!!!」
ノックし続ける雄介。
陽子はまさかの展開に驚き、倒れるように座りこむ。
あの馬鹿兄貴がバイトの採用されるはずがない、嘘に決まっている。
「嘘でしょ、あんたが採用されるはずないじゃない。」
「本当だー、明日の深夜から研修しにいくんだー」
陽子は目の前が真っ白になり途方にくれる。
何故採用されたんだろう。
え?ということは本当にパンティあげないと駄目なの?
あの気持ち悪い兄貴がパンティ嗅ぐ為に、手渡しするの?
私が?なんで?
ドアの向こう側から雄介は叫び続ける。
「おい、パンティくれないなら働かないぞ!」
何でこの兄貴はこんなに強気なんだろう・・・
そもそも普通に働けよ・・
でもパンティあげないと今よりも悪化したら困る・・
陽子はゆっくり立ち上がり、思い足取りで鍵を開け、
ドアの前に立つ雄介を見つける。
「パンティくれーい」
「わかった」と弱々しい声でなんとか答え、
ドアの前で待つように言ってドアを閉める。
そうだ新しいパンツ渡せば良いんだと閃き、
それでも嫌悪感を感じならもタンスから洗濯したばかりの
白い苺模様のパンツを取り出す。
ドアを開け目を伏せたまま雄介にパンツを渡す。
雄介は手に取るとすぐに鼻に持っていき匂いを嗅ぐ。
「おい!これ脱いだパンツじゃないだろ!匂いが違うぞ!」
陽子は驚き雄介を見つめる。
こいつは何で無駄に良い嗅覚をしているのか?
うんざりすると雄介の手からパンツを奪い取り、
「待ってて」と言いもう一度ドアを閉める。
もう逃げ場ないとゆっくりはいているパンティを脱ぎだす。
目にはうっすら涙を浮かべ手には脱いだパンツがある。
そしてドアを開け雄介に投げ渡す。
匂いを嗅ぎ、目を輝かせている雄介を尻目にドアを閉める。
「おいーこれだこれーありがとうー最高だー陽子ちゃん愛してるー」
雄介は早足で自分の部屋で戻ると
さっそくパンツを頭に被り思う存分妹の匂い、味を楽しむ。
ベッドに倒れこみ放心状態の陽子だったが、
次第に腹が立ちはじめる。
何で私だけがこんな目に合わなきゃいけないのよ。
妹はドアを開け兄を部屋へと進む。
ドアを開けるとそこには妹のパンツを被って
仰向けになり下半身を露にする兄の姿があった。
陽子は気持ち悪さよりも怒りが頂点に達し、
兄の腕を思いっきり蹴る。
「痛いいいいいいい。」
雄介は陽子を見上げるとある発見をする。
「陽子ちゃん可愛い割れ目ちゃんだねー」
鼻息荒く雄介は言う。
ハっとして自分がまだパンツをはいて無い事に気づく。
この糞兄貴死んでしまえと、もう一度腹を横から蹴りあげる。
続く
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