「えっと引っ込み思案な性格を直したくて~
芸能界に入ろう、アイドルになろうって・・・
そうすれば積極的な明るい性格になれるからなぁって
はい、そう思って応募しましたぁ!」
高梨はふーっと息を吐き出すと、
目の前に座るアイドル志望の現役女子大生若菜を
睨みつける。
「おい!」
「は、はい!」
「ひっこみじあんな奴がアイドルで成功出来る訳ねえだろ?
馬鹿かおまえ?」
「え?」っと驚き、
若菜は急に怒り出した審査員の高梨を不安そうに見つめる。
「え?じゃねええんだよ!
だ~か~ら~ひっこみじあんな奴が10代後半からアイドル目指して
成功するはずねええだろって言ってんだよ。」
「そ・・・そんなぁぁぁああああ」
「目立ちたがり屋で、他の女を押しのけても
とにかくアイドルになって輝きたい!有名になりたい!
チヤホヤされたい!金持ちになりたい!っていう強い女じゃなきゃ
成功出来るはずねええだろ。
何が明るい性格になりたいからだ!
性格変えてええんなら、
勝手に自己啓発に行ってろ馬鹿やろううう!!」
ついに若菜は椅子に座ったまま
泣き出してしまう。
審査員の高梨はゆっくり立ち上がると、
急に優しい声を出して、座って泣いている
若菜の肩に手を乗せる。
「どうだ?引っ込み思案の性格とか嘘なんだろ?
お前もただチヤホヤされたいんだろ。
テレビに出てイケメン俳優やイケメンアイドルと
付き合いたいかこの芸能事務所に応募してきたんだろ?」
「はぁいぃぃ。
ただチヤホヤ楽しくお金を稼ぎたいんですぅぅう」
「内向的だったり、引っ込みじあんでもないんだろ?」
「はいいぃぃ。
そんな事なくて本当は目立つの大好きなんですぅぅ」
「そうだ!それだ!それ!」
高梨が優しく微笑みかけると、
若菜は涙をハンカチで拭き取り、
泣いた事を恥じらうように頬を染め、
そして恥ずかしそうに笑みを浮かべる。
「お前は、アイドルになりたい!
そうだろ?」
「はいぃ」
「でも、今まで18歳まで
アイドルになる為の事一切何も勉強してこなったんだろぉ?」
「いえ!えっと一人カラオケいったりぃ、
鏡を見て一人でウォーキングやポーズの練習とかぁ」
「馬鹿やろうううう!
それで、アイドルになれるなら苦労しねええよ!
また馬鹿げた事言ってんじゃねええぞおお」
「うぅぅうぅぅ、すいませぇえええん」
「一人カラオケや
一人で馬鹿みたいに鏡でポーズの練習して
おまえ本当にアイドルになれるって思ってたのかぁ?」
「うぅぅ、はぁあいぃぃ」
「お前は本当に馬鹿だなぁ」と
高梨はまた急に声のトーンを変え、
優しく若菜の頭を撫でる。
「でも今じゃお馬鹿タレントが大人気だから、
おまえもお馬鹿タレントになれる素質あるかもなぁ」
「ほ・・・本当ですかああ?」
「だっておまえ馬鹿だろぉ?
とんでもない馬鹿女子大生なんだろぉ?」
「は・・・はぃぃ」
「じゃあ言ってみな、
私は超馬鹿な女子大生で、
馬鹿だからアイドルになりたいんです!って言ってみて」
「は・・・はいぃ・・・
私は・・・超馬鹿な女子大生で、
馬鹿だから・・・アイドルになりたいんです・・・・」
「そうだねーとんでもない馬鹿な女だもんねーきみはぁ~」
高梨は若菜の足元に身を屈め、
若菜の両手をとるとギュっと握る。
「ほらほら、そんなに悲しい顔しないで。
馬鹿な部分がきみの魅力なんだから。ね?」
「はぃぃ」
「そう!良い子だねぇ~」と言いながら
若菜の太ももを撫で回す。
続く
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