「本当キモい
こんなの見せられた私の気持ちになってよね
もう最低!」
「最低って、お前が俺の頭の中を
勝手に覗きこんだろうが」
「ふん、ご立派な事ね
実際にHな事しなくても
私の事何回も妄想で犯してるじゃなね」
「妄想ぐらい自由にさせろ!」
「もう本当最低・・
ド変態で気難しくて
その上カッパ・・・
最低のご主人さまだわ・・」
「カッパはお前がやったんだろうがああ」
「ほら、もうそんなに怒んないの
ほらもうお風呂から出るよ」
そう言うと、糞女は可愛いロリ尻をプリンと振りながら
ようやく風呂場から出ていった
たしかに俺好みのロリな身体だが
あんな糞みたいな性格の魔法少女の
毒牙にかかってたまるが
それに一線は絶対超えねええ!ってルールだけは
守るんだよ!
腹が立ってしょうがない
しかしあまり激昂したら
また皿が乾いて激痛が頭に走ってしまう
あの頭が破裂するような痛みはもう嫌だ
俺はこの苛々を沈める為に
水風呂に入ったんだが
本当に気持ち良いんだ
水ってこんなに気持ちよかったのか
カッパだと水に浸かるだけで
こんなに安らぎを感じているのか・・
俺はカッパになって、
この時初めて良かったと感じた。
しかしだ
こういう安らがな時間は
そう長く続かないんだ
洋服を着たあの糞女が戻ってきた
「カッパとお風呂ってお似合いね」
って小馬鹿にしたように笑ってくるんだよ
「うるせえーーあっちいってろおお」
「何それーホント酷い・・・
もうちょっとやさしくしてくれてもいいのに
本当に酷いカッパだわ
ほら風呂から出るよ
チクチクピンピン」
アハハハハッハハ
やっぱりな!
俺の幸せを奪う時だけ
この糞女は魔法を使いやがる
幸せってなんだっけ~なんっだけ~なんだっけえええええええ
それに魔法を唱えるとカッパの俺は
宙に浮かび、そのままリビングの
ドスンとぶん投げられるんだよ。
背中を強打して痛いの
本当に痛いの
「うぅぅ・・」って悶絶して声だしてるの
一応俺ご主人様だよね
でもこのロリッ子魔法少女はね
「どうしようかなー」
ってチラっと痛みで苦しんでいる俺を見るも
無視してるんだよね
う~んマンダム!
もう心が折れてくるよね
さすがにこの糞女に逆らったら
怪我じゃなく命関わるっておもっちゃよね
さすがの俺もポキンって音を立てて折れちゃった
だから優しい口調でお願いしたの
「そろそろあの・・
カッパの姿から人間に戻してくれませんか?って」
本当に優しい口調でね
そしたら、魔法少女も
優しい笑みを浮かべて
「だが断る!」
だってさ!
アハハハハハハ
「いい加減しろやああああああああ
そろそろ元に戻せやあああああ
わかったよ、わかった
お前のご主人様にでも何でもなってやるから
まずは人間の姿に戻してくれよおおおお」
「だが断る!」
アハハハハ!!!!
こりゃ参ったぞおお
オラ胃がキリキリしてきたぞおおおお
性格悪いだけじゃなく
根に持つタイプの魔法少女だぞおお
前途多難の五里霧中だ!
そもそも俺がいつものようにシコシコオナニーして
その後寝てたんだよなー
それでこいつが突然現れて
カッパになって俺は苦しんでる・・・
アハハハハハ
本当笑えねー
どうすればこの気難しい糞女の機嫌が直るんだ・・・
さっぱりオラわかんねーぞ
「なぁ・・俺が悪かったからさー
なーもお勘弁してよ・・」
「パンツぐらい履いたらどうなの?
チンチン丸出して何やってんのよ」
「おお・・おうそうだなあ・・」
いつの間にかカッパである事に
慣れてしまったのか
洋服着てない事が全く気にならない・・
まさか、このまま本当にカッパになっちゃうなんて
事はないよな・・・
とにかくトランクスとTシャツだけ着て
また糞女に頼んでみた
「なーもういいだろ・・・
カッパのご主人様なんてお前も嫌だろ?
俺もお前と受け入れるし、
ご主人様にもなるから、なぁ?
許してくれよ・・・」
「う~ん、どうしようかなぁ」
「ホントお願い」
俺は屈辱的な土下座までして頼みこんだら
ようやく通じたのか
「わかった許してあげる!」
って笑いかけてくれるんだ!
ヤッター
カッパともおさらばだあああ!
それで、俺は呪文を唱えるのを
待っているんだけど
一向に唱えないんだよ。
あれ?許してくれるんだよね?
「あのー呪文をお願いしたいんですけど・・・」
「何の?」
「カッパから、人間に戻す魔法の呪文を
お願いしたいんですけど・・・」
「だが断る!」
「はい?その?なんで?
許してくれたんでしょ・・・?」
「うん、許した!
でもなんかカッパの姿を気にいちゃった
だってそっちのがご主人様可愛いもん
だから当分カッパのままでいてね」
「アハハハッハハ!
ふざんけんなああああああああ
クソアマがあああああああ
何が魔法少女だ!何が幸せにするだああ
俺をカッパにして笑いモノにするだけじゃねええかあああ」
さすがの俺もブチ切れて魔法少女に
殴りかかると
「チクチクピンピン」
って魔法を唱えると同時に、
口の中に何が超オイシイものが
入ってくるんだ
な・・なんだこれえええ
俺は銜えていたものを取り出すと
何ときゅうり!
きゅうりが超うめええええええええええ
なんだ、これええ
今まで食べたどんなものよりも
きゅうりが超うめえええええええええええ
俺は貪るようにきゅうりを食べていると
「きゃははは!
カッパがきゅうり食べるてるー
可愛いー」
って馬鹿にしてくるんだよ
でもそれでも怒る気すら湧いてこないぐらい
きゅうりの虜になっているんだよ
それで全部食べ終えると
もっともっときゅうりを食べたくなるの
「あのーまた呪文できゅうりお願いします!」
って下手に出てお願いすると
「ちゃんと言うこと聞いたら
ご褒美にあげるわよ」
って意地悪そうな笑みを浮かべているの
俺、気づいちゃったね
俺、奴隷として見られてるってね!
全然ご主人様じゃねえーわ
ご主人様は目の前で可愛い顔して
悪態ついているロリっ子魔法少女だわ
アハハハハハ
なんじゃそりゃああああああああ!
俺はまた激しい怒りを感じると同時に
激痛が走るのさー
そして俺は走るのさー
風呂場に走ってさー
水風呂にダイブしたのさー
本当水って気持ちいいぞー
アハハッハ・・・
どうやら当分俺はカッパのままらしい・・
終わり