終電で帰ろうと、
しっかり時間も確認してたのに乗り過ごしてしまった。
もう、明美がもうちょっと早く切り上げてくれれば、
こんな事にならなかったのに・・
奈津は駅のフォームに立ち尽くす。
周囲を見渡すと、どうやら私と同じような状況の人が
何人が途方にくれている。
少し安心感が芽生えるも、
家に帰れない現実はかわらない。
ここからタクシーで帰ったらいくらかかるのよ。
もう、深夜料金だし絶対無理!
降りてきたばかりのフォームを致し方なく階段を登り
駅構内から出る。
一体どうすればいいのよ。
周囲を見渡すと、ネオンの光で街が賑やかに輝いている。
そして一つの看板が目に入る。
しょうがない「ネットカフェ」に泊まるかぁ。
奈津は重い足取りでネットカフェとスポットが当たり、
輝いている看板の方に歩いていく。
看板のついているビルにたどり着くと、
どうや階段の登ってニ階がネカフェらしい。
少しドキドキしながら初のネカフェ体験!
階段を登ると、自動扉が開いて、店内に入る。
意外に中は広々として、綺麗な店内で安心する。
「いっらしゃいませー」
受け付けの女性に軽く頭を下げ、
朝までコースを選び、受け付けをすませると、
店内端のブースが空いているのでそこに決める。
ソファに腰をかけて、ようやく一息つけた。
さて、どうしよう。
ここで寝れるのかなぁ?
落ち着いたら落ち着いたで妙に手持ち無沙汰になり、
とりあえず目の前のPCを触る。
何かおもしろいニュースは無いかなぁと検索していると、
カーテンの向こうから声が聞こえてくる。
「あのーすいませーん」
「はぃ」
恐る恐るカーテンを開けると、
見るからにオタクのデブが立っている。
「これ落ちてましたよ」
キモオタは手に黄ばんだハンカチを持っている。
どう見てもこれは私のじゃない。
「いえ。これ違うます。すいません」
「はぁ・・そうですかあ・・
ここに落ちてたんですけど・・」
「そうなんですかぁ。でも私のじゃないので・・」
「はぁ」
キモオタは立ってじーと見つめてくる。
「あのー、じゃあ受け付けの方にでも届けてみてはどうですかぁ?」
「はい・・・」
キモオタデブは、ようやく立ち去ってくれた。
何あのきもいの!
あれが噂のネカフェ難民なのぉ。
あんな黄ばんたハンカチが落ちてたって・・
もしや古典的なナンパ?
いやよおお。きもすぎぃぃぃ。
もう気分転換にオシッコでも行こうっと!
奈津は立ち上がり、トイレに行く。
女子トイレに入ると、中は誰もいない。
良かった!私って人が多いと
おしっこの切れが悪いのよねぇええ。
個室に入り、パンティを下ろして個室に座ると、
トイレの扉が開く音がする。
あらーもう誰か来ちゃったわぁ。
足元は個室の方に向かわず、
入口近くの洗面台の方に向かった。
化粧直しかしら?
オシッコをシャーと飛沫をあげながら
出して、スッキリし、パンティをはいて立ち上がる。
扉をあけると、先程の太いキモイ男が立っている。
「きゃあああああああああああああああ」
太ったキモ男はすぐさま奈津の口を塞ぎ、
個室に押し戻す。
「静かにしてください!
ここは危険なネットカフェなんです。
今から説明しますから!
ばれないように逃げないと貴方も危ないです」
ええええ?本当?
あなたがその危険なネカフェの張本人なんじゃないの?
訝しがりながらも、なんとか落ち着きを取り戻す。
キモイ男もようやく口から手を離し、
指に手を当て、シーと声を出さないと合図する。
そして男は囁くように話し出す。
「えっとですねー。ここは盗撮やレイプ魔ばっかりの
ネカフェなんです・・・
私は・・その一番下っ端の見張り役みたいのもので・・
あなたを助けたいんです。」
「本当なのぉ?でも何で私を助けてくれるのぉ?」
「それは・・恥ずかしいんですけど・・
物凄くタイプなんです・・
だからタイプな女性がレイプされるのは見たくないんです・・」
「じゃぁ・・ここが危険って言うのは本当なのね?」
「はい・・」
「助けてくださいぃいい。
お願いしますぅう。」
「その為にはあなたのパンティが必要です。。」
続く
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