友人のケンジにパチンコ店に行こうと誘われた。
正直全然乗り気ではなかったけど、
パチンコやった事なかったし、
ビギナーズラックで当たるかもしれないと
淡い期待を胸に近くのパチンコ店に行った。
中に入ると案の定喧騒が凄い。
音楽がジャラジャラ鳴り響き、
すぐに店から出たくなるが、
ケンジは一人楽しそうにフラフラと玉を購入しに行ってしまう。
よくこんなうるさい所で楽しめるなぁと
思いながらも、しょうがないから
付き合いで5千分だけ玉を購入する。
どの席にしようかと店内を見回っていると、
昼間っから大勢の中年の男女が目に入る。
皆必死の形相で台に向かって、
玉が吸い取られていく様を見ている。
自分のこの一員になるのかと、
気が重くなると、ケンジにここでやろうぜと声をかけられる。
どうせ台見た所で自分に違いがわかるはずもないので、
ケンジと隣同士で打つことにした。
カードを入れ、さっそくレバーを持って回すと
玉が勢いよく台の中で踊るように下に落ちていく。
ビギナーズラックこい!
初心者だぞ!
どうせやるなら儲けたいと
熱い思いを込めるが、
画面の絵が揃う事もなく、
玉が減っていくばかり。
ビギナーズラックこねええのかよと
隣のケンジを見ると、大当たりしたのか
玉が溢れ出てきている。
俺のビギナーズラックをお前が盗んだのか!!
自分の台を見ると、玉が減るばかり、
そしてあっと言う間に玉が全部無くなってしまった。
「おい、玉なくなったよ」
「どんだけお前下手なんだよ。
しょうがねえなぁ、まぁ俺が無理やり誘ったんだし、
このまま調子よく勝てたたら、玉代渡すよ。
後、俺の奢りで飲みに行こうぜ」
「うーん、しょうがねええ。
でもそれまで俺どうすりゃ良いんだよ」
「そこら辺ブラブラしてろよ。
終わったら電話するわ」
このまま座ってもしょうがないので、
立ち上がって店から出ようとすると尿意を催し、
トイレに行くことにした。
トイレの前に行くと、女子トイレの方から
生活疲れといった感じのやつれた40代ぐらいの主婦が出てきて
目が合う。
つい目を背けて、トイレに入りおしっこをする。
はぁ、何しようか。
本屋でも行ってみようなぁ。
そんな事を考えながらおしっこを終え、
お店から出ると先程のやつれた熟女が店の前で立っている。
誰が待ち合わせでもしてるのかなぁと
チラっと見て、ポケットからタバコを取り出し、
火をつける。
「あのー」
「は・・はい」
「三万でどうですか?」
俺は一瞬頭が真っ白になってしまう。
「あ・・・高いですよね・・
こんな不細工なおばさんが三万って・・
二万でいいです・・」
「二万?」
「一万でもいいですけど・・」
「ちょっとちょっと待ってください。
つまりーあのー、その二万だったり一万円で
売春するって事ですか?」
「は・・はいい。
そうです。すいません、えっと、その
お金無くて。」
毛玉がついたセーターを着たている
貧祖な熟女の足元から頭のてっぺんまで
じっくりと眺める。
おばさんは下を向いて、上目使いで
どうですか?とモジモジしている。
確かに金は無さそうな雰囲気のおばさんだけど、
こんな普通のおばさんが売春するのか。
「あのーダメですかぁ?」
おばさんは妙に甘ったれた声で
見てくる。
う~ん、正直怖い。
パチンコ狂いで金無くなって
体を売ろうと言う発想をして実際に行動を起こしてしまう
このおばさんが怖い。
でも妙にそそられる。
そう、滅多にないチャンス。
もしかしたら、ビギナーズラックが今来てる!
これがパチンコのビギナーズラックか?
見た目普通の貧乏なおばさんを
数万払って抱くチャンスをパチンコがくれたのか?
「わかった、一万円ならいいよ」
おばさんの顔がパっと明るくなる。
「はい、一万円でいいです。
あのーでもホテル代はー、そのー
払ってもらえますか?」
「いいよ、いいよー」
もしかしたらとんでもない地雷を
踏みに行ってるんじゃないかという恐怖心を抱えながらも、
妙なテンションになってしまっている。
こうなりゃ行くぞ!
「じゃあーあっちのホテル街の方に行きますか?」
「はい」
俺はおばさんの手を握って歩き出す。
「小さい手だね。」
「は・・はい、ありがとうございます」
おばさんは手を繋いで行くとは思っていなかったのか、
妙にぎこちない歩き方になっている。
俺も今日貧祖なおばさんと手を繋いで
街中を歩くとは思っていなかったよ!
妙に楽しくなってきてしまう。
「名前は何て呼べばいいかな?」
「幸枝です・・」
「幸枝さん」
「はい、あのー私は何て呼べばいいですか?」
俺は少し迷ってしまう。
本名言うのも怖いし、
でも偽名言って呼ばれても、嬉しくない。
そうだ!
「じゃぁご主人様って言うのはどう?」
「ご・・ご主人様ですか?」
「うん、ちょっとこういう機会でもないと、
女性にご主人様って言われる事なさそうだからぁ。
もし良かったらご主人様で呼んでくれない?」
「は・・はい」
おばさんが頷いてくれると、
握った手に少し力を込める。
おばさんは恥ずかしそうに、
また下を向いてしまう。
続く
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