「木村唯香さんどうぞ~」
受け付けの女性に名前を呼ばれると、
唯香は扉を開け中に入っていく。
「よろしくお願いします」
唯香は先生に頭を下げ、
椅子に腰を下ろす。
「えっとー初めての方でしたね。
どうされました?」
白衣を着た先生は醜く太っていて、
不器用そうな顔をしているので
少し不安になる。
評判は良いらしいけど大丈夫かしら。
指も太いし、その太い指で器具を上手に扱えるのか
唯香は不安になる。
「えっと・・先日から右の奥歯が痛くなりまして。」
歯科医は、ふむふむと真剣な眼差しで見つめながら
唯香の話を聞いている。
「そうですか。その痛みというのは
どんな痛みですか?」
「冷たい物とか食事のときに、
鈍痛って言うんですか?
ズキズキするんです。」
「わかりました。
それでは見てましょう!」
歯科医は椅子をゆっくり倒す。
「口を開けてください」
唯香は大きく口を開くと、
マスクをした歯科医と目が合ってしまい
すぐ目を閉じる。
口の中にひんやりとした金属が
歯に当たる感触がする。
「痛かったらオチンチン掴んでください」
「え?」
思わず目を開き、聞き返す。
「唯香さん、コンコンってこの棒で
歯を優しく叩きますので、
痛かったら、僕のおちんちんを握ってください」
一瞬パニックになり、
起き上がろうとすると、
いつの間にか椅子の後ろに立っていた
歯科衛生士の女性に押さえつけられてしまう。
「さぁ行きますよぉお」
無理やりほっぺを手でムギュっと挟まれ
銀色の棒を口の中に入れられ、
歯を叩かれる。
「唯香さんこれじゃ上手く叩けませんよ。
怖くありませんから、口開けてください。
開けないとこうですよぉおおお」
口の中に突っ込まれた棒をガチャガチャと
かき混ぜてくる。
コツンコツンと歯に当たり、
虫歯でないところも衝撃で痛くなってくる。
「や・・・やめてくださいいいい」
「そう、唯香さん、そうやって口を開けてください。」
「ちがいます。もう帰ります。
もう診察終えてくださいいいい」
「これは、もしかして虫歯により脳をやられてしまったか?
虫歯の菌が脳にダメージを与えているかもしれない」
「ち・・違いますうううう」
「じゃああ口を開きなさいいいいいいい」
太った歯科医は大声で叱りつけてくる。
このままでは、何をされるかわからない。
ひとまずこの醜く太った歯科医の言う事を聞く事にする。
口を開けると、棒を突っ込んできて、
今度は優しくコンコンと叩いてくれる。
そして奥歯の痛むところを叩かれて、
歯医者に行った時の習慣で、
左手をあげる。
「痛かったらおちんちん握ってくださいねー」
「い・・いはぁいですぅ・・」
口に棒を突っ込まれながら、
何とか痛いと伝えようとするも
無視されてしまう。
コツコツコツコツコツ
起き上がろうとすると
また歯科衛生士に押し倒され、
身動きが取れない。
次第に痛みで涙がにじみ出てくる。
「痛いですか?」
「ふぁぁいいぃ」
「痛い時はどうするんですかぁ?
さっき教えましたよねー」
連続した歯の痛みで
頭がジンと麻痺する感覚が出てくる。
そしてこの痛みから逃れる為に、
唯香は歯科医の股間に手を伸ばし、
ペニスを握ってしまう。
「そうですかあああ。
ここが痛いんですねええええ」
何とも醜く笑う歯科医はうれしそうに納得する。
「では、そのままおちんちん握っていてください。
また痛かったらニギニギと掌に強弱をつけて
合図してくださいねー」
歯科医はまた棒を口の中につっこむ。
「こっちは大丈夫ですかぁ?」
反対側の奥歯をコンコンコンと叩かれる。
痛みがないので、コクンと頷くも
一向に叩くのを止めてくれない。
「ほら、おちんちんを握った掌で返事してええええ」
また怒鳴り声をあげ、歯を叩く力が強くなる。
歯を叩かれキーン、キーンと頭の中に響きだし、
もう訳がわからなくなり、
唯香はとうとうペニスをギュっと握り合図をする。
「え?痛い?ここも痛いの?」
コツコツコツコツ
違います・・痛くないんですぅぅううううと
ペニスを握ったり、離したりする。
「そうか、ここも虫歯だな」
満足そうに歯科医は頷く。
続く
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