僕は途方もない疲労感を感じながらも、
妹に不貞行為を行った事で、
罪悪感にも苛まれながら車を運転していた。
ズボンを射精でカピカピにしながら、
これで事故ったら、もう何かもかもが厭になって
俺は自殺しちゃうな。
僕は何とか意識をしっかり持ち、
運転に集中した。
「お兄ちゃん。。」
「なんだーい!!」
ちょっと自暴自棄になっていて
声を荒らげてしまう。
妹はそんな僕がおもしろいのか
クスクス笑っている。
よくこんな状況で笑っていられるなと、
僕はイライラしてしまう。
「喉乾いたー、ねーどっかコンビニ寄ってよー」
気づけばいつもの妹に戻っている。
何だこれ・・
さっきのは夢か?
どうして妹はもういつも通りに振舞っていられるのだろうか。
世の兄と妹じゃHな行為するのが普通のなのか?
先ほどの事が無かったかのように、
いつもの無邪気な妹に戻っているので
僕は混乱してしまう。
「ほらー、あそこにコンビニ見えたよー」
僕も少し冷静になる為に、コンビニで休憩しようと
駐車場に入り、車を停める。
妹はそそくさと車を降りて、コンビニの中に入っていってしまう。
僕はシートに寄りかかり、目を瞑る。
少し落ち着こうと、息を整えると、
ズボンの中がカピカピで嫌悪感を感じる。
そして、遊園地での事がフラッシュバックしてきて
うんざりしつつも勃起してしまう。
はぁ、こりゃ駄目だ。
目を閉じたら、Hな姿の妹を思い起こしてしまう。
僕は車から降りて、お茶でも買おうと、
中に入ると、丁度妹が出てくる。
「おにいちゃんも買うのぉ?」
「おう、絢香は先に戻っておけ」
「はーい」
いやに今回は素直だなぁと思いながらも、
コンビニ入ろうと歩き出す。
精子がドバドバとついた状態で歩くのは、
物凄く気持ち悪い。
気にするあまり、少し足を引きずるように歩いていまう。
店の中に入ると、店員が僕の歩きかを不思議に見ている。
「射精しちゃって、ズボンやパンツが気持ち悪いから
こういう歩き方なんだよ!!」
僕はイラつくあまり、叫びそうになるが、
もちろん我慢する。
これ以上物事を複雑にしたくない。
僕はお茶を買って車に戻った。
さて、冷えたお茶を飲もうかと
キャップを取り、僕は口に持っていく。
よく冷えたお茶が喉を通り、
少し気分がスッキリする。
妹は何を飲んでるのかと目をやると、
パックに入った苺みるくを飲んでいる。
よくそんな甘いもん飲むなぁと思っていると、
「おにいちゃんも飲んでみる?」と差し出される。
「いや、それ甘すぎるだろー」
ようやく日常に戻りつつ気がした。
妹とも普通に会話できる。
「えー甘くないと美味しくないじゃーん、
ちょっと飲んでみなよー」
妹は自分の口にストローを持ってきて、
口に苺をみるくをふくみ、
身を乗り出して、キスをしてくる。
妹の口から僕の口へと甘い苺みるくが
入ってくる。
やれやれまた日常が遠のいた。
僕は最早諦めの心境にいる。
「おいしいでしょぉぉぉ」
妹は何事も無かったかのように聞いてくる。
「意外においしいかも・・」
「もっと飲むぅぅ」
「おう・・」
妹はまたストローで苺みるくを飲み、
口移しで苺みるくを飲ませてくる。
甘く苺の味と匂いが口の中に広がり、
そして妹の小さく可愛い舌までも入ってくる。
僕の舌を絡めとり、チュパチュパと音させた後に、
僕の口から離れ、シートに座る。
「苺みるく好きになった?」
「なったかも・・」
うれしそうに僕を見る妹。
このまま見つめ合っていても、
何も解決しない、それどころか
悪くなりそうな予感がして、
僕は車を発進させる。
チラリと妹の方を見やると、
鼻歌交じりに外を眺めている。
僕はどこで間違えたのだろうか。
ため息をつき、家へと向かう。
続く
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