友蔵は一瞬聞き間違いかと思い、
台所に立つ真佐美を見つめる。
「お義父さん・・私のパンティ触りました?」
真佐美は今度はハッキリとした口調で言う。
「真佐美さんのパンティを触ったか?」
「はい・・あの私のパンティだけ
なんか濡れてビジョビジョになっていたので・・」
「そうか。」
友蔵は血の気の引く思いがして、
手に持ったコップをゆっくりとテーブルに置く。
「パンティは・・その・・」
「やっぱりいいです。お義父さん・・
忘れて下さい・・私も忘れるので。」
うなだれた義理の父を哀れに思い、
真佐美は一度だけなら何もかも許そうと思った。
お義父さんも奥さんが亡くなって
きっと寂しいのだ。
きっと魔が差しただけなのよ
真佐美は、パンティの事を我慢しきれる口に出してしまった事を
物凄く悔いた。
そしてそれをふっきるように
友蔵に話しかける。
「お義父さん!
今日はお義父さんが好きな肉じゃがですよ!」
「そうか・・」
友蔵は負い目で押しつぶされそうになってしまう。
よろよろ立ち上がり、自分の部屋へと戻っていく。
真佐美は追いかけようとするが、
友蔵は振り向きざまに「ちょっと休むだけだから」と
断られてしまう。
私がこのまま暗い気持ちになったら
お義父さんまで救いがなくなってしまう。
気をしっかりと持ち、また料理をしはじめる。
そして肉じゃがも完成し、
夕暮れどきになったので、
友蔵を呼びに行き、部屋をノックする。
「晩御飯できましたよー」
「はい・・」
部屋に引きこもっていたら
余計真佐美さんに気を使わせてしまうと思い、
重たい腰をあげて、リビングへと行く。
「さぁお義父さんいただきましょう」
友蔵が席に着くと、
真佐美は手を合わせ頂きますと食べ始める。
「どうですかー。
美味しいですかぁ?」
明るく振舞ってくれる事が
逆に友蔵の気持ちを重くしていく。
「うん。おいしいよ」
出来る事なら軽蔑された方が気が楽だった。
憂鬱になりすぎて、好物の肉じゃがを食べても
いまいち味がわからない。
とにかく食べて早く自室に戻ろうと、
黙々と食べ始める。
真佐美はそんなお義父さんを見つめ、
話しかけようとするも、そんな雰囲気ではなく、
躊躇してしまう。
でも数日もして泰之さんが帰ってくれば
きっと元に戻れるわと楽観的に考えていた。
淡々と食事を終えると友蔵は、
ご馳走までしたとまた自分の部屋へと戻ってしまう。
真佐美はちょっと心配しながらも
目の前の食器が気になり、
先に洗い物を済ませてしまう。
手際良く洗い物を終わらせ、
食器を棚にしまう。
時計に目をやるとまた7時。
今日は早めにお風呂に入って
休んだ方がいいかも。
先にお風呂を頂く事を父に伝え、
お風呂場へと行く。
洋服を脱ぎ、パンティを脱いで洗濯機の中にいれようとすると、
お義父さんが私のパンティを触って色々してた事が
頭によぎってしまう。
駄目!信じてあげないと。
きっとお義父さんももうしないはず!
真佐美はポンと洗濯機にパンティとブラジャーを投げ込む。
一旦頭をよぎると、気にしないようにしても
ついつい考えてしまう。
今お義父さんがお風呂場に入ってきたらどうしよう・・
私・・逆らえるのかしら・・・
無理やり抱きつかれて・・
そして・・・押し倒されたら・・
いつの間にか悶々として、
手がオマンコへと伸びそうになってくる。
駄目・・そんな事を考えてオナニーするなんて・・・
駄目よ・・・・
このままお風呂に入っていると、
お義父さんにレイプされる想像でオナニーをしてしまいそうなので、
さっさと体と頭を洗い出る事にした。
私ったらどうしたんだろう・・・
今までそんな目で見たこともないのに・・
体がジュンと熱くなるが、
これがお風呂のせいなのか、
それともお義父さんのせいなのかわからなく戸惑ってしまう。
真佐美はネグリジェを着ると、
リビングに行き麦茶を飲んで、
気を落ち着かせる。
もう今日は駄目ね。
早く寝ましょう。
真佐美は二階にあがり、
お義父さんの部屋をノックして、
おやすみなさいと声をかけ、
寝室に行く。
続く
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