駅に集合時間の21時30分に着いた。
週末という事もあって、待ち合わせする人や、
これから飲みに行こうとする人で大勢いた。
奥村は皆はどこにいるのかなと見回すと、
中村和子が一人立っているのを発見する。
もしや二人で飲みにくために嘘をついたのかと、
不安になりながらも、恐る恐る近づく。
そうすると、10Mぐらいの距離で中村と
目が合ってしまう。
「奥村君こっちよ~、
まだ来てないから一緒に待ってましょうぉっぉぉ」
中村は他にも来るんだと安心し、
ほっと肩を撫で下ろした。
他の人はいつくるんだろうなぁと
辺りをキョロキョロと見回していると、
ギュっと手を握られる。
奥村はびっくりして、中村を見つめると、
ニコリと微笑みかけてくる。
「こうやってしていると、
周りに恋人同士に見られるからしらぁあああ」
「はぁぁぁ」
思わず苦笑いをしてしまう。
「でしょぉぉお、最近じゃ熟女ブームって言うじゃないっぃぃ。
奥村君も年上の女性のが好きなんでしょぉぉ」
「はぁああああ」
若い子のが好きだああああああって叫びたいが、
ついつい笑顔でやり過ごそうとしてしまう。
この繋いだ手を解きたいが、
どうすれば良いからわからず、
オロオロとしている、指を絡ませてきて、
通称「恋人繋ぎ」をしてくる。
こりゃ参ったなぁと、思っていると
名前を呼ぶ声が聞こえてくる。
「ごめーーーん、ごめえええええええええん
おくれちゃったああああああああああ」
あまりの大声に周囲の人が見ている。
彼らの視線の先には、袴田陽子がいる。
奥村はこりゃ恥ずかしいなぁと思っていると、
さらに袴田は大きな声を出す。
「あらあああああああああああ、
和子さんんんん、奥村君の手握ってずるうううううういいいい」
周りの視線が奥村と中村和子に集中する。
奥村は恥ずかしくなって下を向いていると、
中村とは逆の手を握り、
二人の熟女と手を繋いでいる光景が出来上がる。
まるで罰ゲームじゃないかと、
来たことを後悔していると、
「さぁ行きましょうぉっぉお」と
両脇の熟女が声を揃えて、歩き出す。
「ちょっとちょっと、
他の人を待っていないんですか?」
二人はキョトンとした面持ちで奥村を見つめる。
「な~に言ってるのよっぉぉお。
この三人で全員よっぉぉおおおおお」
「そうよぉっぉお」
奥村は罠にはめられた気分で、
おばさんに引きづられるように居酒屋に
連れていかれる。
お店に入ると、座敷の部屋に通されて、
二人はテキパキとお酒と料理を注文する。
「こうやって奥村君とお酒飲めてうれしいわああ」
奥村の右に座る和子が僕の膝に手を乗せ、
うれしそうに見つめてくる。
「ほんとねえええええ、
いつも断られてたからぁあ、
嫌われていると思っちゃったわあああああ」
左に座る陽子が手を握り、
やはりうれしそうに見つめてくる。
奥村は迫力のあるおばさん達に囲まれ、
途方にくれていた。
お酒などがくる間、膝や手を撫で回されたりして、
お得意の苦笑いでいなすことしか出来ないでいた。
ようやくお酒と料理が運ばれてくると、
店員が不思議そうに奥村を見つめる。
この集まりは何なんだと、
奥村とその両脇に密着するように熟女を見つめる。
奥村は店員に助けてくださいと言いたいが、
もちろん言えず、好奇の視線で見られるのに、
耐えられず俯いてしまう。
「じゃあ乾杯しましょうかぁあああ」
「そうねええええええ。
ほら、奥村君もグラスもってええええええ」
ビールの入ったグラスを持たされると、
熟女たちは、勢い良く奥村のグラスにカチンと合わせ、
「カンパーイ」と叫びビールを飲んでいく。
こりゃ俺も飲まなきゃやってられんと
奥村もビールを一気に飲み干す。
「あらああああ、奥村君良い飲みっぷりぃっぃい。
もう可愛い奥村君にたくさん飲ましちゃうぅぅぅぅ」
和子はビール瓶を咥え、自分の口の中に流し込むと、
奥村にキスをして、口移ししてくる。
奥村は驚き、目を見開くと、目の前には
和子がとてもうれしそうに見つめ返してくる。
「ああああああ、和ちゃんずるいいいいいいい
わたしもおおおおおおおおおお」
陽子もビール瓶を咥え、口にビールを含み、
奥村の頭を持って、強引にキスをして
口移しをしてくる。
熟女の涎とビールが混じり合い、
何とも言えない味が口に広がる。
「どう?おいしいでしょぉぉぉぉおおお」
二人は声を揃え聞いてくる。
「はぁぁあ」
「もう照れちゃってかわいぃぃぃ」
和子がホッペにキスをしてくる。
「わたしもぉぉぉぉ」
陽子も逆のホッペにキスをする。
なんだこれは・・・
奥村の目は虚ろになる。
まだビールグラス一杯で、
ここまでやられるとは・・
この二人が酒の飲んだら何をされるかわからない・・
奥村は背筋が凍るのを感じる。
「ねー、奥村君はぁ付き合うなら私とっぉお
陽子さんどっちがいぃぃっぃい」
キスの次は、訳のわからない質問をされて、
早く家に帰りたい思いがより強くなってくる。
「はぁ」
「んんんんー答えてよっぉぉおおおおおお」
「えっと。。お二人とも結婚されているじゃなですかぁ」
「もう、そんな事どうだっていいでしょぉっぉぉおおおおお」
どうでも良くないだろと心の中で呟きながら、
二人をじっくりと見比べてみる。
どっちも嫌だああああああああと
言いたいところだが、
奥村はもちろん言えない。
「そうですねぇ。
迷っちゃいますねぇえええ」
「えー絶対私の方がいいわよぉぉぉお」
和子がスカートを捲り、
黒い下着を見せてくる。
「あらぁぁぁ、私のが凄いわよっぉぉ」
対抗するように、陽子もスカートを捲りあげると、
赤い下着から豪快に陰毛がはみ出てるのが見える。
「アハハハハハッハ」
思わず乾いた笑いが出てしまう。
奥村は目の前の現実から逃れるように、
グラスにビールを注ぎ、一気に飲み干す。
「触ってもいいのよぉぉ」
耳元で呟き、陽子は息を吹きかけてくる。
耳をせめられ、思わず勃起してしまう。
こんなおばさんで勃起するなんてと
自分に嫌気がさすと、股間に手が伸びてくる。
さすがにこれはまずいと腰を浮かせると、
腕をガシっと和子に掴まれる。
「逃げないでいいのよぉぉ。
今陽子さんに息吹きかけられて、
オチンチン大きくなったでしょぉぉぉ」
和子にがっちりとペニスを握られる。
俺はこのおばさん達に犯されるのか・・・
奥村は青ざめる。
続く
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