暑いなか無理やり妹に腕を組まれ、
僕は観覧車の前にくる。
上を見上げると、観覧車も今にも落ちてきそうな老朽具合。
本当にこれに乗るのかと妹を見ると、
妹はワクワクした表情をしている。
「これ駄目だろ。
自殺願望者しかこれ乗らないだろ。」
「何訳わかんない事言ってるのー」
「いやいや、だってこれジェッこスターよりも
ひどい有様だよ。乗って大丈夫かよ」
僕は今にも壊れそうな観覧車を見つめていると、
丁度幼稚園ぐらいの子供を連れた母親が息子と手を引いて、
降りてくる。
「ほらー、あんな小さい男の子も乗っているんだよー。
お兄ちゃん何びびってるのー」
妹は怖がる僕を無理やり引っ張って、
係員にチケットを渡す。
僕はビクビクしながら乗り込むと、
ガランと箱が揺れる。
落ちると思い、咄嗟に椅子の取っ手をしっかり掴み、
逃げ腰になってしまう。
「お兄ちゃんカッコ悪いぃい」
「知るかアホ。カッコ悪くて結構だ。
死ぬよりマシだ」
「もう大丈夫だってばー」
僕はようやく椅子に腰を下ろす。
前を見ると、妹は少しがっかりした表情で
僕を見つめている。
何を全く期待しているんだ。
カッコ悪い兄貴で結構さ。
僕は妹を無視するように窓の外を見る。
ガタンと観覧車が動き出す。
ゆっくりと周りはじめ、徐々に上がっていく。
チラりと妹を見やると、
椅子に両膝を乗せ、小さいお尻を突き出し、外を見ている。
僕は見たくも無いのに、チラチラとワンピースの裾が揺れ、
見えそうで見えないパンツが気になってしまう。
やれやれと目を閉じると、
今日二回程見た妹の水色と白のシマシマパンティが
脳裏に焼きついていて、脳裏に浮かびあがってくる。
僕はうんざりして、目を開けると、
窓の隙間から風が入ってきて、
お尻を突き出して外を見ている妹の
ワンピースがふわりと捲れあがる。
小さくて可愛らしいお尻とパンティが露になる。
また妹に何か言われるのかと、
ため息をつくと、妹は裾を直さずに、
パンティを丸出しにしたまま、
僕を少しハニカミながら見つめてくる。
「なんだよ」
僕は思わず少し大きな声をあげてしまう。
「私のパンツ見れてうれしい?」
「はぁ?頭おかしくなったのか?」
僕ははドキドキして声がうわずってしまう。
「うれしい?」
妹はまだ裾を直さずに、
パンティをこちらに突き出したままでいる。
「おい、絢香ぁ。お前どうしたんだよ」
妹はじっと僕を見つめていたが、
観覧車が地上に戻ると、
ようやく妹は裾を直し、前を向いて座ると、
少し俯いて、頬を赤くしている。
「お疲れまさで~す」
係員がドアを開け、妹は降りると、
僕も後を追うように降りる。
さてどうしようかと、当たりを見回していると、
妹が僕の手を握ってくる。
僕は離そうとしようとしたが、
ちょっと妹の雰囲気がおかしいので
そのままに手を繋ぎ、歩き出す。
「おい、どうするんだよ」
僕はぶっきらぼうに言うと、
小声で聞いてくる。
「私のパンツもっとみたい?」
「え?」
「おにいちゃんが見たいなら、
見せてあげるよ」
僕はこの変な雰囲気をかき消すように、
「じゃあ見せてくれるなら見ようかなぁ~」
と妹に笑いかける。
もうおにいちゃんの変態!って返してくれるのを期待していると、
妹は繋いだ手を引張て出口へと向かっていく。
一体何をする気だと思っていると、
そのまま遊園地から出て、駐車場へと戻っていく。
「車開けて」
僕は言われるままに、ポケットから
キーを出してロックを解くと、
妹は僕の手を離し助手席に乗り込む。
ようやくまともになり、帰る気になったのかと
ドアを開け、僕は運転席に座る。
僕は全部冗談だったよなと妹に笑いかけようとすると、
妹はワンピースの裾を捲り上げ、
またもや縞々のパンツがあらわになっている。
「いっぱい見ていいよ」
妹は先ほどよりも頬を赤く染めて呟く。
「何の冗談なんだよ。おい」
僕は妹の裾を持って、直そうとすると、
僕の手を取り、パンツの上に乗せてくる。
「おにいちゃんなら触っていいんだよ」
「な・・なんだよ・・それ・・」
妹は掴んだ手をパンツに乗せ、
下へと動かしていく。
「ここも触っていんだよ」
僕は思わず勃起してしまう。
続く
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