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「おいおい、由依もう離せよ
誰か来るかもしれないぞ」
「いいの!人に見られたってかまわないの。
ううん、誰かに見てほしい
先輩は私のものだって
皆に言いたいの」
「由依・・・」
「先輩の事本当に大好きなの
私の中学生活も今日で終わり
だって先輩がいないんだもん・・・
つまらない毎日になっちゃう」
「おいおい、そんな話初めてきいたぞ!
そんなに俺の事が好きだったのか・・」
「ずっとずっと好きだったの
でも恥ずかしくて、今まで言えなくて・・・
先輩・・・」
由依は上田に抱きつきながら
顔をあげ、目を閉じる
お願い、先輩キスして!
そう願いながら唇と突き出すと
チュっと先輩の唇が触れる感触がする
先輩、もっともっと
キスしてえええ
つま先をあげ、背伸びすると
チューっと上田の熱い唇が
もっともっと全部欲しいのおおお
由依は舌を上田の口の中に入れ、
舌を絡ませ合う。
先輩の涎美味しいのぉお
あぁ~先輩ぃいい
「ちょっとちょと待てよ
さすがに誰かに見られたら不味いよ」
「いいの、いいの
皆に見てもらいたいのぉお
先輩と私がベロチューして
唾液をチュパチュパしているところ
皆に自慢したのぉおお」
「由依はとんだお転婆娘になったなぁー
小学生の頃は恥ずかしがりっ子だったのに」
「だって・・先輩に対する思いが
強すぎて、抑えられないんです」
「でも・・・ここじゃなぁ・・・」
「じゃあ先輩、体育倉庫に行きましょう」
「行ってどうするの?」
「もう~先輩の意地悪ぅう」
「アハハハ!ちょっと
可愛い由依をイジメたくなっちゃたんだよ」
「え?私の事、今可愛いって・・?」
「まぁな!由依の事は可愛いよ」
「せんぱ~~~い」
嬉しさのあまり、
抱きつこうとすると、
上田に肩を持って止められる
「おいおい、お転婆娘の由依ちゃん!
お待ちなさい!じゃあ体育倉庫に行くかい?」
「はい!先輩!」
由依は上田を見つめ、
さぁ行きましょう!と待っていると
上田は由依の後ろに周り、
腰をかがめ、由依を抱きかかえる。
「素敵ぃ~まさかお姫様だっこしてくれるなんて」
「今日は卒業式だからな
特別だよ!いつでもしてもらえると思うなよ!」
由依は上田の首に絡みつき
天にも登る思いで感極まり涙が溢れてくる。
ふん!純情可憐ガールなお嬢さんだぜ
お姫様だっこでここまで
喜んでくれるとは、
さすがの俺っちも嬉しくなっちまうぜ
妹分と思っていた由依に心がトキメキ、
可愛い奴め!と思いながら歩いていると
後ろから冷やかすような
声をが聞こえてくる
「ヒューヒュー上田~お熱いね~」
「お~見せつけてくれるね~」
「この寒い季節なのに
アチチッチチ!火傷しちゃいそうだぜ~」
後ろを向くと、悪友の浜松、赤羽、井上の
三人がニヤニヤしながら見ているでがないか
「おいおい、お前ら~
あんま冷やかすなよ
照れるじゃねーか!」
「おっととと!抱っこされている
お嬢さんは誰かな?」
「私だよ!」
「あれ!由依ちゃんじゃん
まじかー上田の事好きだったのかー
マジショックだね~」
「ごめんね赤羽先輩。
上田先輩の事大好きなのぉお」
「おっととと、愛の告白までしてくれちゃって
とっとといきやがれ~」
三人組は笑顔で由依と
上田を見送ってくれる。
「素敵な先輩達だね」
「あぁ~俺の自慢の友達さ!」
「先輩の周りには素敵な人がいっぱいるね」
「まぁな!俺の魅力に良い奴らが
自然と集まってくるんだよ」
「ほんとそう!先輩素敵だもん」
「おいおい!冗談だよ~
真に受けられると困っちゃうぜ」
「ホント先輩素敵!」
由依は上田の頬にチュっとキスをする
「アハハッハ!甘えん坊のお嬢ちゃん
さぁ体育倉庫につきましたよ」
由依を下ろすと、扉をあけ
二人は暗い部屋に手を繋ぎ入っていく。
続く