一歩、そしてまた一歩と近づき、
少女を見上げる位置まで来ると
北風に吹かれてスカートが捲りあがり
少女の苺模様のパンティが現れる。
「高木さん、凄い、凄いいやらしいです」
「橋本さん、こいつは凄い映像ですね・・・」
少女のロリパンツがのぼり棒に
密着し、上下に擦られている。
カシャカシャと撮影する
おじさんにも気づかない程
JSの女の子は目を閉じ、
のぼり棒オナニーに夢中になっている。
「高木さん、この淫獣凄いですね
こちらの存在に気づきませんよ」
「そうですねー、出来れば一度降りてきて
話を聞きたいんですが、
声かけてみましょうか?」
「はい、そ・・そうしましょうううう」
「あのー、そのお嬢さん?
ちょっと降りてきてくれませんか?」
少女は、驚いたような顔をしながらも
ふ~と息を吐き出すと落ち着いた表情で
降りてくる
「なんですか?」
目の前には髪を三つ編みにした
普通の可愛らしい女子小学生が立っている。
とてもじゃないが、淫獣には見えない
橋本はそのギャップに
緊張して暴走してしまう。
「あのーそのー私達、
淫獣ウォッチをしてまして
はい!今オナニーしてましたよねええ」
「橋本さん、ちょっとちょっと」
「あっあっはぃい?」
「おじさん達何なの?
ロリコンなの?変態なの?
警察呼ぶよ」
「違います。このおじさんは
ちょっと頭がおかしくてね
ね?橋本さん?」
「は・・・はい、私は頭が
おかしんです。すいません」
「キモいんだけど・・・」
「橋本さんちょっと
あっち行っていてくださいぃい!!」
「は・・・はいぃい」
橋本はパニクリ、
冷や汗をかきながら、
二人から離れていく
あぁ~やってしまった・・・
あの少女にロリコンおじさんだと思われて
通報されて捕まったらどうしよう・・・
会社も首になって妻からも離婚をつきつけられ
お先真っ暗だああ・・・
高木さんと少女は何やら話あっているが
大丈夫だろうか・・・
二人を不安げに見ていると
時折少女が楽しそうに笑っている。
これは大丈夫か・・・?
恐る恐るまた二人の元に
近づこうとすると
「橋本さん、ちょっと向こうで
まっていてくださぃいいい!」
と高木が大声で制止する。
「はぃいい」
そうだ、落ち着け、落ち着くんだ
今行ったら、また私がぶち壊してしまう・・・
高木さんが上手く、
まとめてくれるはずだ
不安と期待が入り混じりながら
待っていると、
ようやく高木だけこちらに歩いてきた。
それも何やら嬉しそうな笑みを
浮かべで歩いていくるではないか!
「高木さんどうした?」
「バッチリです!
この後カラオケに行って
撮影させてくれるそうです!」
「本当ですあかああああ?」
「えぇ・・ただ・・・」
「ただ?」
「私だけという約束になりまして
その橋本さんは・・・その・・・」
「私は・・・?」
「すいません!橋本さん帰ってください!
私だけあの幼い淫獣とカラオケに行っていきますぅう」
「そ・・そんなあああ」
「明日にでも会社で撮影したものを
お見せするので我慢してくださいいいい」
高木は軽やかな足取りで
また少女の元に走っていってしまう。
そんな・・・私もあの淫獣JSと
カラオケに行きたかったのに・・・
そりゃないよ・・・
ずるいずるいぞおおおおおお
憤りを感じながらも、
二人は既に行ってしまう。
あまりの悔しさに涙が浮かんでくる。
緊張して変な事言ってしまったが
のけものにする事ないじゃないか・・・
ふん、高木さんなんて大嫌いだあああ
橋本はブツブツ言いながら
バスを乗り継いで自宅に帰っていく。
家に帰ってからも、
早く帰りすぎた為に、
妻に嘘をついたことをバレて大目玉。
「あんた、何してたのよおおおお」
と恫喝され、誤魔化しながらも
必死に謝るハメになってしまった。
本当に散々な一日を迎え
これも全て高木さんのせいだと
高木に対する恨み辛みは
月曜日まで続き、
会社で高木さんを見つけると一目散に
追いかける。
「高木さああああん」
「橋本さん!これです!
これを見てくださいぃいいい」
高木は、鼻息荒く、
スマホを取り出すと、
画面にはパンツを割れ目に食い込ませる
あの三つ編みの幼い少女が写っている
「す・・・・凄い・・・・」
「でしょおお、あの後カラオケで
凄かったんですから!」
「そ・・・それですよお!
私をのけものにする事ないでしょお
どんだけ悔しい思いをしたか・・・」
「だって橋本さん、あれはないですよ。
いきなり淫獣とかオナニーとか言ったら
下手したら捕まりますよ。
こっちだって必死に宥めたんですからね」
「そ・・・それは・・・」
「アハハッハ!でも大丈夫ですよ?」
「大丈夫って、何がですか?」
「今度は橋本さんも連れていって良いって
マユミちゃんからOK頂きましたから。
あっ!マユミってのはあのロリっ子淫獣の
名前ですよ~~」
「ほ・・本当ですかあ?」
「はい!カラオケで淫獣ウォッチの事を丁寧に説明したら
私の友達でもいるよ~って話なって
紹介してもらう事になったんですよおおお
どうです?一緒に行きますか?」
「もちろんですよおおお
さすが高木さん、頼りになるなー」
「おかしいな~
さっきまで鬼の形相で睨んでたくせに~
一人で行っちゃおうかなぁ~」
「あーーまたのけ者にする気ですかあ
ズルいズルいぃい、絶対連れていってくださいよお」
「アハハッハ!冗談ですよ
それでは、今週の土曜日に!
宜しいですか?」
「はい!お願いしますぅうう」
「それでは!橋本さん失礼します!」
「はい、高木さん!」
二人の中年おじさんはまるで少年のように
目を輝かせながら、自分たちの職場に歩いて行く。
終わり