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「お婆ちゃあああああん」
小学4年生になるタカヒロが
祖母のツネの元へ走ってくる
「どうしたんだい?」
ツネは、可愛い孫を愛おしそうに見つめながら
よしよしと頭を優しく撫でてる
「お婆ちゃん、みっちゃんに僕以外の
好きな人がいるって聞いたんだよおおお」
「なんとーたぁ坊よ
もう好きなおなごがいるのかえ?」
「うん、そうだよ
クラスメイトのみっちゃんの事が大好きなんだけど、
みっちゃんが好きな人は僕じゃないらしいんだよおお」
悲しそうに半べそをかく孫に
ツネは
「そうかぁ、そうかぁ」
とまた皺々の手でまた頭を撫でて慰める
たぁ坊も恋をする年齢になったのか
私が子供の時は、愛や恋だなんて、
一度も口にすらしなかった
こんな幼い孫がいっぱしの恋をしている
ツネは遠い目をして
今は亡き夫に思いをはせる
「お婆ちゃん、どうしたらいいのおお?
みっちゃんの好きな人は、
僕じゃないと嫌なんだよお
どうしたら、僕の事好きになってくれるかなあ?」
「そうじゃなぁー」
お爺さんしかしらないツネは
返答に困ってしまう
「お婆ちゃあああん」
「ん~困ったのぉ~」
「お婆ちゃんはお爺ちゃんの事が好きだから
結婚したんでしょ?」
「そうじゃよー」
「何でお爺ちゃんの事を好きになったの?」
「そりゃ、おめこしたからじゃ」
「おっおめこ?」
「そうじゃよ」
「なになに~おめこってなに~?
それすればみっちゃんも僕の事好きになってくれるの?」
続く
電車の改札口を通るたびに、
味気ない気持ちになるんです
どこもかしこも自動改札口
何てつまらない時代なんでしょうと思うんです
それと当時に、私は青春時代を思い出し
懐かしい気分にもなるんです
若い方は知らないと思いますが、
私が女子学生の時は、駅員さんが立っていて
駅員さんに切符を渡し、
ポチって銀色の道具で穴を開けてもらってから
電車に乗ったんです
駅員さんそれぞれに癖があり
妙な動きする人やスマートな人まで様々でした
そう、私は自動改札口を通る度に思い出すんです
私の初恋を
高校生になって、
電車通学をするようになり
毎朝、切符を切ってくれる駅員さんの事を
よくあの駅員さんは当時、
田舎娘だった私の相手をしてくれたと思います
でも、当時の私は自分ではハイカラを
気取ってモガだと自負していました
お年ごろにありがちな勘違いですね
今から思えばどっからどうみても
平凡な田舎の女子学生なのに
私は毎朝自分の気持ちを伝えるかのように
熱いまなざしで駅員さんに切符を渡し
切ってもらっていました
続く
「やっやめてください!!」
私は、そう言うも
珠代さんは口を歪め小狡い顔をして
見上げてくるんです
その表情は私が知っている
いつも元気で明るい珠代さんじゃありません
「棚橋さん、そんな意地を張らないで
あなただって、こういう事嫌いじゃないでしょ?
だから、お願い・・・
今回の事は絶対誰にも言わないで」
「言いません!だからもうやめてください!!」
「嘘おっしゃい。こうでもしないときっと告げ口するに決まってるわ」
そして、私のズボンを脱がし
イチモツをしゃぶってくるんです
違う 私が求めていたのはこんな事じゃないんだ
ただ一緒にいてくれて、楽しく会話してくれる
珠代さんと過ごす
日常を愛していたんだ
なのに、今の珠代さんは
見たこともないような
小狡い顔をして、しゃぶってくる
その上、年甲斐も無く勃起してしまっている事に
物凄い自己嫌悪を感じてしまう
しかし、久々に感じる性的興奮に
心が弾まないと言ったら嘘になる
しかし、それが何だと言うのだ
ひとときの快楽の為に、
大切にしていたものが、音を立てて壊れていくのがわかる
老いし私には、残酷過ぎる快感
「ほら、お爺ちゃんこんなに大きくなっちゃって
エッチね~棚橋さん」
珠代さんは得意がって私のイチモツを咥え
わざと音を鳴らすように舌、口を動かしている
その顔、表情が私にとっては醜く見えてしまう
いつも見せていた元気で明るい表情は嘘だったのか
いや、違う
あれも珠代さんだ
そして、今、私のイチモツを
醜い顔でしゃぶっているのも珠代さんなのだ
しかし、もう1つの顔を知りたくはなかった
老体に鞭を打つように無理やり屹立させ
射精を促すような淫らな顔を
そして、射精感が強くなると同時に、
心まで老人になったように萎んでいくのを感じ
私は静かに目を閉じた
私は聞くだろう
射精した瞬間、大切なモノが壊れた音を
私に出来る事は、もう瞬間を待つだけだった
終わり