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俺はいまだかつてない程意気込み
教室に向かい、中に入ると、
あのトイレで話していたDQNの一人が
中村さんが会話しているのだ
すぐさま近くの席に座り、
聞き耳を立てると
「ねー今日二人っきりで飲みに行かない?」
と茶髪に染めた不良男が誘っている
中村さん断ってくれ!
チラっと横目で中村さんを見つめると
嬉しそうな顔して
「うん、いいよー」
と頷いているのだ
本当に嬉しそうな顔をして・・・
嘘だ・・・中村さんそんな
嬉しそうな顔をしたら駄目だ・・
この金髪DQN男は中村さんをお持ち帰りして
SEXしようとする体目当ての糞男たぞ
中村さんにふさわしい男じゃないいい
行くな・・中村さんいくなああああ
俺は叫び出したいのを必死に我慢する
こうなると、中村さんに直接言うしかない
あの男はヤリ目的で近づいてるDQNだから
危ない。
断った方がいいと
伝えるしかない・・
しかし、問題は、
俺は一度も中村さんと話した事がないのだ
ただの一度も
どうやって伝えようか・・・
何て話しかければいいのか
この難問に俺は目を閉じ
見なかった事にしたくなってしまう
でも・・言わないと、中村さんは陵辱される
それだけは絶対阻止しないといけない
俺は勇気を振り絞り、
中村さんが一人になる瞬間を待ち、
話しかける事を決断したのだ
そして、フランス人の講師が来て授業が始まり、
50分を過ぎた所でチャンスがきたのだ
小テストを行うらしく、
終わったものから前に提出して、
退出して良いと
俺は中村さんの様子を伺いつつ
すぐさまテストに集中し、
すぐに終えてしまう
いつも授業を受けていれば
楽に解ける問題
中村さんもすぐに終わって前に
提出して出ていってしまう
俺も中村さんの後を追うように立ち上がり、
提出する際に、チラっとDQNを見ると、
頭を抱えて必死に考えている
こんな問題もわからないのか!
馬鹿な糞野郎が!
やはりこんな男と二人っきりで
飲みに行くのは阻止しないといけない!
荷物を持ち、廊下に出ると
中村さんの後ろ姿が見える
俺は駆け足で、中村さんに駆け寄り、
そして
「あ・・あの・・・」
と声をかけると
中村さんは少し驚いたような表情をし、
そして嫌そうな顔をして言うのだ
「えっ?えっ何?何かようですか?」
あれ?おかしい?
あのDQN男と話してる時は、
物凄く楽しそうに、笑顔で話しているのに
何で、そんな嫌そうな顔をするのか・・
もしや何か俺の悪口を吹き込んでいるのかもしれない・・・
でもだからといって
見過ごす訳にはいかない
「あの・・今日、あの男と・・
飲みに行かない方がいいですよ・・・」
「え?何でしってるのよ・・?」
「いや・・さっき話している聞いたから
あいつ、中村さんを便所女って言っていましたし、
体目当てで誘ってるだけですよ!
だから、飲みに行っては駄目ですう!!!」
「ちょっと・・ちょとマジ気持ち悪いんだけどおお
やだぁ~ちょっと近寄らないでよおお」
「なんで・・中村さん、そんな女性じゃないでしょ?
上品で、清楚でお嬢様な中村さんがあんなDQNに
飲みに行っては駄目ですよおおお」
俺は思わず中村さんの細い白い腕を掴んでしまった
「きゃあああああああ」
俺に触れられただけで
何でそんな悲鳴をあげるんだ・・
おかしい、絶対おかしいいいいい
暴れる中村さんをとにかく落ち着かせようと
抱きしめ、口を塞ぎ、横を見ると、
いつも便所飯をしているトイレの前
俺は中村さんを抱きかかえながら
トイレに入り、個室の中に連れ込む
続く